第一期、第二期、第三期、何期を選ぶべきか?それぞれの特徴と、Amazonカテゴリーで解説。
広州交易会(正式名称:中国輸出入商品交易会)は毎年春と秋に開催されます。
あまりの規模の大きさに、さらに第1期、第2期、第3期に分けての開催となります。
それぞれに扱う商品が異なります。
自分が売りたいと思う商品が何期になるのか、狙いを定めてホテルを予約します。
公式サイトのほうに、その年の開催日が載っています。
ぱっと見、何期にお目当ての商品があるか解りづらいです。
よし、全部に行こう!!
って、思っちゃ駄目です。
2017年は、第1期・第2期・第3期がそれぞれ5日間ずつ開催され、商品入れ替えのための中休みが三日間加わります。
第1期の初日から第3期の最終日まで、なんと21日間あります。
さすがに全部はまわれません。
私は毎回、ランチで立ち寄るウェスティンホテルの方に、何期に日本人が多いか尋ねます。大抵答えは、
「予約は2期が多いね。」とか「1期で一番見かけたよ。」
とのこと。
ライバル数の把握のために聞いてるのですが、3期は聞いたことがありません。
第1期と第2期が日本人に人気なようです。
それでは、解りやすく違いをお話しします。
第1期:電化製品をメインに、工具、自転車(オートバイ)、建材など。
夏前になると、ブルブル系や振動系(周波数)のダイエット用品・美容器具の売上が伸びます。第1期では、そういった商品が個人的に気になりました。
具体的に目についた商品をいくつか挙げると
・クリスティアーノ・ロナウドが宣伝している"あのヒット商品"の類似品
・足や二の腕のマッサージ器
・高性能ドローン
・高感度防犯カメラ
・超小型カメラ
・GoProにそっくりなアクションカメラなど
電化製品ほどの規模ではありませんが、工具類も沢山あります。
Amazon内での人気商品だと、デジタルマルチメーター、デジタルノギス、デジタルスケール、手斧、ソケットレンチセット、工具セットなど。
自転車(オートバイ)はそれほど広い展示スペースではありませんが、私が初めてセグウェイ進化版の"バランススクーター"を見たのが、この交易会の第1期でした。
クリスマスに間に合わせることができれば、年末商戦向けの商品も発掘できます。
第1期の商品をAmazonカテゴリーでいうとこのあたりです。
・家電&カメラ
・パソコン・周辺機器
・DIY・工具
・カー・バイク用品
第2期:一言で、雑貨です。
イベントやパーティーを盛り上げるものは何でもあります。
日本にも定着してきたハロウィン用の雑貨もたくさんあります。衣装もあります。
具体的にクリスマス用品で例を挙げると
・クリスマスツリー
・オーナメント
・イルミネーション
・サンタの衣装
・リース
・風船など
第2期は、低価格帯で毎年確実に売り上げている商品が多いイメージです。
また、第2期にはおもちゃブースもあります。
幼児用はいろいろ規制がありますが、かなり利益が取れそうな商品もあります。
他には、園芸用品、ペット用品などがあります。
第2期の商品をAmazonカテゴリーでいうとこのあたりです。
・ホーム&キッチン
・ペット用品
・おもちゃ
・ホビー
第3期:アパレルがメインです。
繊維製品、服、靴、鞄、アウトドア用品、スポーツ用品、文房具、医療品があります。
繊維製品は中国以外の国の出店も多く見かけました。
とても素敵なデザインの、オットマンチェアやラグがあったブースです。
アパレルやインテリア雑貨を扱う方は間違いなく第3期ですが、アウトドア用品、スポーツ用品も充実していました。
ワンタッチテントの進化版も、開閉が簡単で軽量化されていました。
帰国後に仕入れを迷っていたら、楽天のショップ・オブ・ザ・イヤー常連店が充実のカラーバリエーションで販売を開始してました。
出遅れました(笑)
スポーツ用品で例を挙げると
・フラフープ
・ヨガマット
・ダンベル
・プッシュアップバー
・トレーニングベンチなど
どの商品もAmazonランキングで上位に食い込んでいます。
ロゴを入れたり、形状を少し変えることで簡単に自社ブランド化できそうです。
第3期の商品をAmazonカテゴリーでいうとこのあたりです。
・ファッション
・服&ファッション小物
・シューズ&バッグ
・ホーム&キッチン
・スポーツ&アウトドア
・文房具・オフィス用品
・ドラッグストア
第3期が一番、該当カテゴリーが多いですね。
初めての交易会だと、何期に参加すべきか悩みます。
得意とするカテゴリーがあれば、ストレートに選びましょう。
一番最初に行くのにお勧めなのは、第2期です。
聞かれると必ず第2期と答えます。
売れている商品が見つけやすく、なおかつ仕入れ額も比較的抑えやすい。
無難です。
ただ、私が一番好きなのは第1期、次が第3期、そして第2期の順番です。
私の場合、"無難"で選ぶと、売り上げも無難で終わります。
毎回私の仕入れ旅には、素敵なホテルに美味しいご飯、そして香港でのお買い物がもれなく付いてきます。
その分も稼がないといけません。
行けば何とかなると思わずに、しっかり戦略をたてて行くのがベストです。