タイムシェア説明会、申し込むまで帰さないつもりですか?ヒルトングランドバケーションクラブへの道その2
内覧が終わり、監獄へ戻されます(笑)
この時点でお約束の90分は過ぎているため、本当に説明だけの所要時間を示しています。
ここからじっくりとヒルトンホテルの素晴らしさを聞かされます。
創業者コンラッド・ヒルトンの武勇伝、ヒルトンハワイアンビレッジが完成するまでの経緯、ホテルスタッフのホスピタリティー、、、
とどめが、説明会で申し込みをしたオーナー達の "喜びの声" が添えられたアルバムでした。
みんな笑顔で幸せそうです。
私も申し込もうかしら。。。
ってなりませんから。
いやいや。
だってお高いんですもの。
女性営業マン(以下、「Yさん」という。)は、"高級車1台分"と表現しましたが、販売価格は500万円~1000万円くらいです。
この価格を支払うことで、毎年ヒルトンのハイグレードなお部屋に1週間泊まれます。
うーーーーーーーん、
たしかにお部屋は素晴らしかったです。
ワイキキのホテル価格は年々高くなっていて、他の国と比べると古いのに高い印象です。
毎年ハワイに来たい我が家にはいいのかもしれません。
でも、「ヒルトンに泊まらないといけない」的な考え方になるとつまらないです。
・タイムシェアは不動産所得(土地を含む)
・相続や贈与ができる。
・世界中のヒルトンが利用できる。
・日本人ならだれでも通るヒルトンローン。
Yさんのセールストークで気になったところです。
素敵なパンフレットや、ハワイ島の動画も上映されます。
心が揺らぎます。
元が取れるのか?
この考え方をしている時点でタイムシェアには向いていません。
私が価格面で迷っていると感じたYさんは、経理の女性を連れてきます。
当日即決特典のものすごい割引価格の提示、ヒルトンローンの審査の甘さをじっくり聞かされます。
我が家の経済状況で即決は無理。
「少し考えさせてください。」
帰るモードを全面に出して発した言葉です。
もう開始から3時間経過しています。
同じ専用バスで来た、他のお客さんのブースはみんな空です。
なのに、彼女たちは帰してくれません。
「それはどうして?何かお手伝い出来ることがきっとありますよ。」
心のドアを開いてと言わんばかりのスロートークです。
Yさんはとても早口ですが、経理の方は高貴な振る舞いのスロートーク。。。
ギャップで攻める作戦でしょうか?
即決は無理ですと伝えても、
「何かお力になれるはず、大丈夫ですよ。」
何が大丈夫か分かりません。
旦那様に助け舟を求めます。
「あなたはどう思う?」
(来いっ、「ひとまず今日は帰ります 。」って言ってーーーっ!!:心の声です。)
「・・・・・。」
(えっ?嫌な予感)
「 君がいいなら、どっちでもいいよ。」
突き刺さる営業の視線、、、こんなときに限って、奥様に寛大なご主人のフリをされます。。。
そしてラスボスの登場です。
肩書は忘れましたが(何とかマネージャー?)、このフロアで間違いなくトップの立ち振る舞い、高そうなスーツです。
最後の仕上げをされます。
ここまでくると、買わない理由を見失い始めます。
ここまでの時間、8歳の子供には退屈で仕方ありません。
説明会の通路の入り口に、ガラス張りのキッズルームがあります。
使わせてくださいとお願いしたところ、誓約書へのサインを求められ、一度中に入ると子供の意向では出れないと説明されます。
怖い。
子供も入りたくないと言い出します。
防犯上のルールだと思うのですが、私自身も申し込むまで帰れない予感がします。
気づくと夕方。
アラモアナで買い物をするはずが、時間が微妙です。
スロートーク、
スロートーク、、
スロートーク、、、
Yさんが用意したタクシーで、コンドミニアムにパスポートを取りに戻ります。
なんと、
申し込んでしまいましたっ!!!
建てたばかりの家のローンもあるのに、、、車のローンもあるのに、、、あのスロートークに負けてしまいました。
しかも最後は、まんざらでもない感じでサインしたような。。。
非常にまずいことになりました。。。