バイヤー生活、時々ハワイ

31歳のとき、長女出産を機にネットの世界へ。ゼロから始めた楽天市場、Amazonとの出会いで人生が好転します。つらかった時期、中国仕入れとの出会い、Amazonの凄さなどを書き綴ります。

初めての中国仕入れ、不良品との闘いで中国の洗礼を受ける。

初めて中国仕入れをしたのは、2012年の夏頃。

2009年に始めた楽天市場は、3年たっても生活できるかどうかの売上でした。

独学で始めたネットショップはひどいもので、当時は手作りの食品のみを扱っていました。

 

ある日ふと、モバイルバッテリーの楽天の商品一覧が目にとまりました。

比べ物にならないほどの商品レビュー数、、、

 

あれ?

そんなに前からある商品じゃないよね?

 

そんな疑問を持ちました。

この年は、iPhone5が発売された年。

スマートフォンの普及率は20%前半だったけど、楽天市場の絶対君主の三木谷浩史さんが

「いずれスマートフォンがPCを超える時代がやってくる!!」

と声を張り上げていました。

(さすが三木谷社長、その通りとなりました。)

 

スマホ電池の消費量に嘆くユーザーによって出現した「モバイルバッテリー特需」。

登録日数が浅いはずの商品に大量の商品レビュー

 

これはまさか、、、

べらぼうに売れてるのっ、この商品っ!?

 

まるで初めて人気商品を見たような反応をしてしまいました(笑)

手作り食品しか売ったことがなかったけど、すぐに仕入れ先を探しました。

5分で発見、当時のアリババサイトにいっぱい載っていました。

 

泣く子も黙る、馬雲(ジャック・マー)会長の中国最大の仕入れサイトです。

今となっては、利益がとれる商品をアリババのサイト上で探すのは一苦労ですが、当時はいとも簡単に見つけることが出来ました。

というより、利益しか見当たらない。

勘で絞った一社にコンタクトを取り、私の人生の"中国仕入れ"の始まりです。

 

 

初めての物販は大変よく売れました。

その時の楽天の店舗名がもろに食べ物屋さんだったため、不自然さは半端なかったです。

果物屋さんでルンバを買わないでしょ?

それほど不自然にもかかわらず、モバイルバッテリーは飛ぶように売れました。

その月売上金、初めて"桁"が変わりました。

当然、月商ギネスです。

 

これが "売りたいもの" と "売れるもの" の差ですね。

 

ただ、大きな問題もありました。

不良品の山です。

巨大な山です。

中国の洗礼をうけました(笑)

到着した商品は、一目で品質が怪しいことがわかるレベルでした。

幸い、1点1点検品を重ねたため、3割を超える不良品率を未然に防ぐことが出来ました。

お客様からの交換依頼は1割以下でした。

それでもひどい数字です。

 

今だったら、決してそんな無謀な仕入れはしません。

怖いことしてたなぁと思います。

中国仕入れは不良品との闘いです。

でも、防御策もあります。

長く商売を続けるには品質維持がかかせません。

安く、いい品質のものを仕入れることができれば商売は安泰です。

 

中国仕入れはピンキリです。

ピンがいいですか?

キリがいいですか?

 

(調べたら、どちらが上ということではないそうです。)