中国仕入れの始め方。アリババ仕入れもいいけど、やっぱり現地に行こう。
初めての中国仕入れは、ネットで完結させる人がほとんど。
顔を見ることも、声を聴くことも、握手も無い。
でも仕入れまでこぎつけます。
最初の仕入れ先はアリババが安心です。
商品によっては、20個~100個程度で仕入れることができます。
まずサイトで気になる商品を検索します。
検索で出てこない商品は、検索ワードを変えてみると表示されることがあります。
商品ページでは、
・価格
・最小ロット
・支払い方法
・サプライヤーの対応能力(※返信率や回答率が高いとこがいい)
・商品の保証期間
を最低限確認し、英語ができる人はそのままコンタクト、出来ない人はGoogle翻訳を利用すれば問題ありません。
この時点で、ロット数が希望より多くても大丈夫。
「御社とは初取引なので、最初は品質を確認したい」
と伝えると、小ロットに変更してくれることが多いです。
丁寧に交渉してください。
また、これはもっとも重要なことですが、支払い方法に必ず「PayPal(ペイパル)」の文字があることを確認しましょう。
ペイパルとは、インターネットを利用したオンライン決済代行サービスで、海外とのお金のやり取りにとても便利です。
メールアドレスとクレジットカードがあれば登録できます。
最大の特徴は、カード情報を相手に伝えずに決済ができることと、手厚い買い手の保護プログラムです。
カード情報を海外に流出するのって抵抗ありますよね。
ペイパルでは買い手のカード情報を管理し、売り手に漏れることはありません。
トラブルが起きた場合の対応にも定評があります。
送金したけど商品が送られてこない、といったリスクがありません。
実際に私は、不良交換に応じてもらえなかった商品代金を返金してもらったことがあります。
最初の仕入れはアリババ経由でも、慣れてきたら現地に出向く方がいろいろ勉強になります。
誰にも負けない価格と品質を手に入れるためには、実際に手に取って担当者の話を聞くのが一番です。
特に中国人を相手にする場合はその傾向があります。
沢山のメールのやり取りより、顔を合わせるのが一番です。
底値を知ることも出来るし、需要の傾向も学べます。
リサーチしたこともないような商品に出会い、思いがけない発見もあります。
私は年に数回中国に行きます。
新商品の発掘と、販売中の商品の改善依頼、発売予定の商品の打ち合わせで現地に出向きます。
あと、美味しい中華を堪能したり、必ず一日は観光のために時間をとります(笑)
行くのが一番です。
中国の広州で年に2回、大きな見本市が開かれます。
広東フェア(中国輸出入商品交易会、または広州交易会)です。
1957年から毎年春と秋に開催され、世界中のバイヤーが集結します。
交易会なくしては物販は語れません。
世界中で売れている商品と、世界中で人気商品を扱うバイヤーが集まります。
Amazonで売れているあの商品も、楽天市場で常にランクインしているあの商品も全てあります。
パソコンの前で、リサーチを一生懸命することはいいことです。
でも視野を広げると大きなチャンスが転がっていたりします。
この交易会に参加して、私は大きく人生が変わりました。
商品もですが、とても力強いビジネスパートナーと出会うことが出来ました。
今では取り扱う季節商品は、ほぼここから仕入れてます。
「いきなり現地仕入れなんて無理」と思われるかもしれません。
でもライバルと同じことをして、ライバルを出し抜ける実力がありますか?
誰より安くいいものを仕入れるだけで売り上がるのに、行動しないなんてもったいない
です。
交易会に探しているものがきっとあります。