初めての交易会 リサーチのタイミングは?交易会に行く前 or 行っている最中 or 帰国後?
広州交易会には、ものすごい数の商品が展示されています。
定番商品から一度は見たことがある商品、聞いたことがある商品、初めて見る商品まで、ありとあらゆる商品が並んでいます。
狭い世界で一人、パソコンで黙々とリサーチしても絶対見つかないような商品がゴロゴロ転がっています。
なぁーーんだ、
じゃあ、行ってからリサーチしたほうが効率いいね。
って思われがちです。
それはうぬぼれです。
あなたが今回初交易会なら、100年早いです。・・・スミマセン(一_一;)
会場のエリアCのマックカフェでまったりしていると、ポロシャツを着たバイヤーたちの話が聞こえてきます。
カタログを見せ合いながら、
「よさそうな商品だ。」
「あぁ、売れそうだね。」
なんて話してます。
この、"よさそう" とか "売れそう" と感じる商品って、案外沢山あります。
そう感じた商品を、実際に仕入れてうまくいく可能性はかなり低いです。
実際にそれをしているAmazonセラーもいます。
では、なぜ上手くいかないのか。
答えは単純です。リサーチ不足です。
プロのバイヤーは豊富な経験があって、直感を口にします。
初めて交易会に参加するバイヤーと違い、"売れそう" と感じる直感の「質」が違います。
沢山の商品を扱った知識と経験を根拠として、正しい判断が下せます。
彼らは既に "リサーチ済み" なのです。
一方、リサーチ不足で交易会に参加すると、沢山の商品に目移りします。
交易会に出展される商品のほとんどがレベルが高く、日本や世界の大手商社と取引履歴があるブースも多いです。
リサーチをしていないので明確な狙いがありません。
カタログを必要以上に多く貰います。
ホテルに戻ってリサーチして、いい商品があれば明日交渉だ!!
そんな風に考えがちです。
でも、現実は違います。
一日中会場内を歩いて、体はクタクタです。
ホテルのインターネット環境も、交易会で宿泊者が多いせいか通信速度が遅い。
いつもなら一つの商品をじっくりリサーチするはずが、数冊のカタログを短時間でこなさなければなりません。
当然、仕事は雑になります。
現地でリサーチをするということは、おざなりなリサーチで終わる可能性が高いのです。
広すぎる会場で、何度も同じブースに足を運ぶのは賢明ではありません。
他の商品と出会うチャンスを削ってしまいます。
カタログだけ沢山貰い、帰国後にリサーチをすることも同じことです。
貰ったカタログの中に、売れる商品がある保証はありません。
広州交易会の唯一の戦利品であるカタログも、薮から棒に貰ったものでは役に立ちません。
帰国後に、パソコンに向かった時に初めて準備不足を痛感します。
高い勉強代と割り切って、次の交易会に活かすのも一つの手です。
そもそも観光目的ならリサーチの必要もありません。
でも、
毎月〇〇万売り上げたい!!
今よりもっと稼ぎたい!!
と思うのであれば、交易会に行く前にきちんとリサーチするべきです。
リサーチは、行き当たりばったりでするものではありません。
明確な目標があれば、必ず戦利品となるカタログを手にすることができます。