広東フェア(広州交易会)への行き方 香港ルート(ホンハム駅経由:後編)
(前編の、香港ルートから交易会へのアクセス方法の続きです。)
ホンハム駅(紅磡駅)から列車に揺られ2時間、中国広州にやってきました。
列車から降りると、あぁ中国です。
匂いも景色も違います。
スーツケースを持つ手に力が入ります。
長いイミグレの行列、入国管理係の方に笑顔はありません。
広州東駅でトイレに行きたくなかった私は、列車で飲み物を注文しませんでした。
ホテルまで我慢です。
並んでいるとき、暇なのでキョロキョロあたりを見渡します。
外国人(自分もだけど)ばっかりです。
旅慣れしたバイヤー、係員に「混んでるね」なんて流暢な中国語で話しかけています。
日本人もいます。
話しかけたいのですが、警戒されるので我慢します。。。
毎回、スパニッシュ系の恋人同士を見かけます。
彼氏の方はアバクロモデルのようなルックス、彼女の方は白の丈が短いワンピースにヒール、だいたいこのような格好をしてます。
イミグレの列でいちゃついてます。
交易会に参加するようだけど、歩きやすさやビジネス感を意識していない雰囲気に見とれてしまいます。
なんだか羨ましい。
このあとの手荷物検査で、旦那様のカバンからオレンジが押収されました。
香港で買ったのですが、香港出国時は見逃されたようです。
日本人は陸続きの出入国審査に慣れていません。
青果は駄目でしたね。
以後気を付けます。
オレンジを取られ、駅を出るために通路を進みます。
すると、長机に交易会の宣伝幕を垂らした受付のような場所があちこちにあります。
どう見ても交易会公式の運営スタッフです。
これに騙されないでください。
ホテルや交易会場までの移動手段(主にタクシー)を勧めてきますが、高額です。
初交易会のときにやられました。
まず、行き先と人数と荷物個数を聞かれ、200元と言われました。
そして案内されたタクシー内で、高速料金として追加で200元とられました。
嫌な記憶がよみがえります。
5人グループのバイヤーがお金を払っていました。哀れです。
広州東駅から交易会の会場まで、通常ならタクシー代は60元かかりません。
高速に乗っても乗らなくても。
たしかに開催中は、"割に合わない"ことを理由に(なんだそれ?)高めに交渉してきます。
広州東駅からなら、宿泊ホテルまで距離があるようでも100元以内に交渉しましょう。
でないと、メーターで走った際にショックから立ち直れません(笑)
駅から出るとタクシー待ちのすごい行列が見えます。
それと別に、無理矢理タクシーに乗せようとしてスーツケースを持っていこうとする人たちがいます。
死守してください。
素直にみんなの列に並ぶか、少し歩いてタクシーを止めるか、地下鉄に乗るかです。
私は少し歩いてタクシーを止めました。
交易会の会場近くのホテルを予約したため、地下鉄だと乗換が必要です。
ここでタクシーにのるコツを紹介します。
広州のタクシーの運転手は、「外国人だからぼったくれる」と真っ先に思いません。
中国輸出入商品交易会(広州交易会の正式名称)は中国国内でも有名な見本市です。
旅慣れたバイヤーも多く、上手な中国語を話します。
慣れたバイヤーは、
・助手席に座る。
・乗る前に支払額を見せながら、「〇〇元で〇〇〇ホテルまで」と交渉する。
・怖い顔で「メーター動かして」と言う。
このどれかです。
何も言わずに助手席のドアを開けると(※自動ではありません)、コイツ慣れてると思われます。
中国人の女性が、一人でタクシーの助手席に乗っているのをよく見かけます。
恋人かよ!?って一人突っ込みしたくなります(笑)
話しかける場合は中国語必須ですが、メーターの危機を無言でガタガタさせてもいいです。
それでも300元と言われたら、スマホで運転手名・タクシー会社情報の紙を撮影してください。タクシーから降りてナンバーの撮影もお忘れなく。
その運転手には厳しい処罰が待っています。
本物のタクシー運転手なら、顔色変わります。
ぼったくりをしようとするタクシーは、ホテルの手前で車を止めます。
ドアマンの視線が気になるのでしょう。
入り口まで車を付けさせるのもポイントです。
なんだかタクシーに乗ることに、嫌気がさすようなことばかり書いてしまいました。
一人じゃなければ、だれかを助手席に乗せてください。
それで解決することがほとんどです。
広州東駅からの続きです。
今回のように("広東フェア(広州交易会)への行き方 香港ルート(ホンハム駅経由:前編)"を見てください。)、香港で一泊もせずにさらに美味しいものまで堪能すると、広州に着くのは夕方以降になります。
日が暮れ、すっかり夜です。
虹色に輝く広州タワーです。
綺麗です。
ホテルに着きました(夜だったので翌日撮った写真)。
交易会から徒歩2分
ランガムプレイス 広州(Langham Place Guangzhou:广州南丰朗豪酒店)
とてもいいホテルです。
仕入れ旅も、楽しむのが私のモットーです。
ケチるときもありますが、払えるときはいいホテルを選びます。
とてもいいホテルだったので、実際にかかった宿泊費を含め、後日詳細を書かせていただきます。
ホテルの部屋から見た、夜の交易会の会場です。
奥に緑色に光る、シャングリラホテル広州(Shangri-La Hotel, Guangzhou:広州香格里拉大酒店)が見えます。
緊張と興奮が少しずつこみ上げてきます。
何回訪れても変わりません。
明日が楽しみです。
ここまで来ると、ゆっくり寝て明日に備えるだけです。